結論を先に申せば、ストレスが掛かるとコラーゲンを分解してエネルギーに使われ、身体がぼろぼろ・ガタガタになり老化が進んでしまいます。
もう少し具体的に、ストレスとコラーゲン分解の関係を考えてみましょう。
生物は人間への進化の過程で、食物を計画的に得ることができず、それを得るための戦いの日々でした。例えば、お腹がすいているときに森の中で自分より強い相手に遭遇したとします。そんなときは逃げるか闘うか、二者択一しかありません。しかしお腹がすいていたのではどちらも不可能なため、大変なストレスを感じます。このような場合、身体を作っているタンパク質(コラーゲン・非コラーゲンを含む)を分解し、エネルギーに変換して急場を切り抜けるという遺伝子を拾ってしまったのです。
文明の発達した現代社会ではお腹がすかなくても、文明によるストレスがコラーゲンを分解に導いてしまい、老化を進行させてしまうのです。
ところで、高麗人参は中国最古の薬物書である神農本草経の薬効に「安心」「開心」という心の健康に関する記述があります。これはストレスの解消を示しています。ストレスが解ければ、コラーゲンの分解にもブレーキが掛かることになり、結果として老化防止がなされたことになります。
高麗人参
学名:Panax(万能医薬) ginseng(生命=細胞)
中国東北地方~北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に野生。
栽培には日陰で4~5年を要す。
神農本草経:薬効
1.無毒=副作用がない
2.補五臓=肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓の五臓を補う
3.益智=頭の働きを良くする
4.安精神=精神、神経を安らかにする
5.軽身=身が軽くなる
6.開心=心がおおらかになる
7.明目=視力を良くする
8.邪気=病気を引き起こす悪い外気から身を守る
9.延年=寿命を延ばす